船名、アイシスアゲインの由来
登録名は「ISIS again」です。
昭和7年創刊、ヨット・モーターボートの雑誌「舵(KAZI)に、21年間もの長きにわたり連載された人気エッセイ「きゃびん夜話」。
その著者は田辺英蔵さんという方でした。
私が初めてお会いしたのは1996年だったと記憶していますが、初めて会ったその日に「君、今年の夏はマジョルカ島に来ないか?」と言われ、「この人、いったい何を言っちゃっているのだろう???」と呆気に取られました。
以来、2019年に91歳でお亡くなりになるまで、とても気に掛けてくださいました。
田辺英蔵さんとは、一人でダイビングに出かけた先のパラオ、コロールで偶然にお会いしたり、倉敷にお住まいのはずなのに、自由ヶ丘で偶然にお会いしたりと、不思議なことも多く、勝手にご縁を感じております。
その田辺さんが、文教大学国際学部教授をされていた際、マジョルカ島に所有していたヨットの名前が「ISIS」(アイシス)です。
エジプト神話における豊穣の女神「イシス」から付けられました。
田辺さんは毎年大学の夏休みの2ヶ月間をマジョルカ島に停泊してあるこのヨットで過されていて、その様子や航海は「きゃびん夜話」の中に度々登場します。
後から、あのマジョルカ島に誘っていただいた時に何で行かなかったんだ・・・と後悔しきりです。
きゃびん夜話を読んで、その世界にずっと憧れていたのですが、ヨットという難しい(と思っている)世界に飛び込む自信が無く、長年背を向けてきました。
しかし、今年1月に肩の怪我をしての手術後、とても辛い時期に後輩からヨットの旅に誘われ、その素敵な世界に触れ、自分でもヨットをやってみる事を決心しました。
そんな時に夢の島マリーナで売りに出ていた船を手に入れました。
良い船なのか、ダメな船かもわかりませんでしたが、最中を押してくれた先輩を信じてヨットの世界に飛び込んでみました。
名前を付ける際、田辺英蔵夫人に連絡をして「ヨットをやる事にしました。ご迷惑でなければ、アイシスアゲインという名前にしたいのですが。。。」と聞くと、「光栄で涙が出ます。」と言ってくださいました。
こちらが光栄で涙が出ました。。。
とっても長くなってしまいましたが、以上がアイシスアゲインという船名の由来です。
きゃびん夜話の世界に憧れ、仲間と一緒にその世界を楽しみたいと思います。

